部活と修学旅行と錦織圭

　中学生の部活動の春の大会も終わって、中間試験に入ろうという時期だと思いますが、表題の件でひとこと。

　中学３年生の部活動は、６月の県大会の予選で県大会に出場が決まります。部活動の集大成が、６月の大会から７月の県大会になると思います。そこで、重要になるのが、春の大会です。

 

　錦織圭選手がテレビや新聞なんかで、｢ランキングがベスト４位になるかどうか｣と言われてますが、シード権がとれるのと取れないのでは、勝ち上がりに大きな違いがでてくるので話題になるのです。シード４位以内に入れれば、準決勝まで、１位から３位の選手に当たるの可能性がないので、勝ち上がりやすくなるのです。

 

　中学３年生の部活動している生徒にとって、春の大会は、６月の大会のシード決めに関係してくるので、すごい重要な大会となるのです。ところが、その重要な大会の週に、修学旅行がある学校があるので、春の大会では、実力発揮できないチームがでてくるのです。当然、そのチームはそれで春の大会でよい成績が収められないと、６月の大会でシード権がもらえず、実力はあるのに県大会に出場できなくて、不完全燃焼のまま部活を終えることになるのです。今年のことではないのですが、実際に、わたしの知っているチームは、修学旅行から帰ってきた翌日かその次の日が大会で、実力が発揮されることがなく、敗れてしましました。そして、６月の大会の組み合わせも厳しいものとなり、県大会に出場することなく、そのチームに所属していた生徒は中学生活の部活動を終えることになりました。

 

　学校行事の関係もあり、すべての部活動の春の大会の週以外に、修学旅行を日程を持ってくるのが、難しいのであれば、せめて、修学旅行から帰ってきて、１日や２日は練習できる日があるような日程で修学旅行を計画してもらいたいと思います。

 

　日本の学校のよいところのひとつに部活動があり、中学校時代の完全燃焼できる数少ない社会生活の場でもあるので、学校の先生には、生徒のために環境を整えてやって、中学生活の部活を悔いなく終えるようにしてあげて欲しいと思います。